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初めまして、私は中学からハンドボールをしています。 スポーツ推薦で高校に入学したのですが、3年間練習中も試合中も怒られ...

Question

初めまして、私は中学からハンドボールをしています。
スポーツ推薦で高校に入学したのですが、3年間練習中も試合中も怒られ続け、いわゆる体罰を受け続けました。大学にもスポーツ推薦で入学しました。
大学生になった今でも高校の時に受けた恐怖が消えず、試合の序盤でミスをしなかった試合では活躍するのですが、練習中でも試合中でもシュートを一度外したりディフェンスで抜かれると、何も考えれなくなり頭が真っ白になって頭の中でなにを考えても上手くいくイメージができません。また高校の頃監督の顔色を伺いながらプレーをしていたので、気づかないうちに、大学でも監督やコーチの方を向いているそうです。
どうすれば克服できますか?

Answer
河津慶太

河津慶太

学術協力研究員(スポーツメンタルトレーニング指導士)

こんにちは,河津です。ご質問ありがとうございました。内容拝見させていただいたのですが,かなり大変な経験をされているようですね。これまでの経歴を考えると,質問者様はこれからも遊びではなく高いレベルで続けていきたいという気持ちをお持ちでしょうか?

もしも,遊びではなく高いレベルで続けていきたいという気持ちがあるのに,このままでは競技を続けることで自分自身がすり減って行ってしまう,というほど悩んでいるのであれば,一度直接の相談を受けることを強くお勧めします。

選手の状況をよく知るため,そして何より直接面談をすることでの選手の不安やストレスの軽減(カタルシス効果)や,今自分がするべきことへの気づきなどもあるので,直接の面談が本来は望ましいことをあらかじめご了承ください。

一応以下に,自分が対応するならばどうしていくか?という視点で質問にお答えしていこうと思います。

1)現状を把握する

実際の面談などでも,まずは質問者様の置かれている現状,特に心理的な状況を詳細に把握するためにいろいろと質問することがあります。

私がもう少し掘り下たいなと思うポイントは
「今の自分にとってハンドボールを続けていくことの意味はなんなのか?」
「今の自分を自分はどう思っているのか?」
「高校時代の競技生活では何を思っていたのか?」
「今後自分がどうなっていきたいのか?」       
「今,何がそんなに怖いのか?」              

などです。

もちろん,こちらに質問をしていただいたということなので現状を変えたい!という気持ちがあるのはわかります。ということは今の状態に不安や焦りや「このままでいいのだろうか?」というような思いもあるだろうと思います。

なぜそう思うのか?を知ることが大事なのだと思ってください。例えば自分の理想の姿があるとして,現状と理想を比べると違うので不安があるとか?そうならば理想通りの自分になることがなぜ自分にとって重要なのか?などを深く知ることが大事です。

実はこの手順が今後のためには非常に大事で,ぜひ専門家の方と一緒に考えていただきたいところです。

2) そういった現状,自分の心理的な状況を受け入れる

ここも非常に重要です。今自分が置かれている状況諸々を受け入れることができるかどうかです。

もし「こうなりたい」「現状を克服したい,しなきゃいけない」と思っているのであればおそらくそれは,理性が下した合理的な「判断」です。一方,今でも残っている恐怖や,監督コーチを気にしすぎてしまうことは,質問者様自身の本能的なもの,今感じているそのままの「感情,気持ち」です。

こうしなきゃいけないと考えていることも大事ですが,まずは自分が感じる恐怖を受け入れるということが大事になります。「高校を卒業して,高校の頃の練習状況とは変わっているはずなのに,何がそんなに怖いのでしょうか?」その恐怖をただただ見つめるように認識してみましょう。そのうえで,やるべきことに目を向けてみましょう。

3) 認知や行動を一つずつ変えていく

ここからは,試合中や練習中に実際に起きてしまう問題に対処するための方法を,いくつかのステップに分けて紹介します。

ステップ①:一度ミスした時の自分の状態にいち早く気付く練習
まずは,一度ミスした時になってしまう状態をよく把握することから始めてみましょう。「全く何も考えられず頭真っ白」と言いながらも何かしらイメージをしようとはしているようなので全く最後まで何も考えられない様子ではなさそうですね。むしろそうなった時に何か頭に浮かんできてしまう言葉とかはありませんか?あと体の状態はどうなりますか?心拍とか,手足など,何か変化はありますか?

ミスしたらなるとおっしゃっていますので,ミスしたらすぐにそうなったな!というように気づくことができるのでしょうか?この辺りも詳細に把握できるとよさそうですね。

それがわかれば,そうなった瞬間に「あ!」と気づけるようになりましょう。ずいぶん経ってから(試合後とか)思い出す・・・という感じならば,日誌などに書き留めるなどして,よくない状態に対する意識を高めていきましょう。いつかその瞬間に気づくことができるはずです。

ステップ②:リラクセーション法や集中の切り替えの方法などを試してみる。
ステップ①で,状態に気付くことができるようになったら,次にその状態を変える方法を練習していきましょう。もし緊張感が高まっているのならまずは落ち着くためのリラクセーション法の練習・実践です。そして,落ち着いたらこの瞬間に自分が集中すべきはどこなのか?そのための集中の切り替え法を練習・実践しましょう。

詳しい内容は下記の記事で。
参考:試合中にあがってしまう選手は、「腹式呼吸」で緊張への対策を!
参考:スポーツで大切な「切り替える」・「キープする」ふたつの集中力
 
ステップ③:良いイメージを描く練習
ここまで,自分が持つ恐怖や,不安などに向き合うことを続け,受け入れることができたなら,きっと自分の良いイメージを描くことができるようになると思います。はじめは難しくても焦らずに継続していけば必ずできるようになるはずです。
イメージのトレーニングについてはこちらの記事をどうぞ([参考:スポーツ選手が覚えておきたい「正しいイメージトレーニングのやり方」](https://muster.jp/course/68/)。練習して実践してみてください。

以上,質問文の内容からではこれが限界です。最初にも申し上げたように,本来は直接の面談などをしてもう少し質問者様の状況などを詳しく知る必要がありますので,今回の回答の内容が必ずしも質問者様の心理的・身体的状況や環境にフィットするものであるかはわかりませんのでご了承ください。

本当にきちんと克服したいのであれば,あくまで私がおすすめするのは直接の相談・指導になりますことを改めてお知らせしておきます。

Answer
河津慶太

河津慶太

学術協力研究員(スポーツメンタルトレーニング指導士)

もし,直接の相談や,紹介をご希望の場合は一度ご相談ください。

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