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ゲン担ぎのトンカツは致命的!?試合前日の食事で気をつけるポイント


↑ゲン担ぎとして食べられることの多いトンカツ

こんにちは、公認スポーツ栄養士の中村です。

先日テレビで、ある日本代表チームのニュースを見ていたときのことです。選手が「試合に”勝つ”ために、ゲン担ぎとして”トンカツ”を食べた」と話していました。

職業病ですが、とっさに「いつトンカツを食べたんだろう?」と心配してしまいました。結果的にトンカツは試合前日のメニューではなかったので、一安心しました。

揚げ物は消化に時間がかかる

競技によりますが、試合前日に揚げ物を食べることは、基本的にあまりおすすめしません。

試合前は緊張し、交感神経が高まっているので、胃腸の動きが鈍くなりがちです。トンカツの衣が吸い込んだ大量の油が、試合までに完全に消化吸収されていないかもしれません。

消化吸収までに時間がかかるものを食べると、試合中まで胃腸の中に食べ物が残ってしまい、腹痛の原因になったり、身体の重さを感じてパフォーマンスが低下するおそれがあります。同じ豚なら、トンカツよりも生姜焼きをおすすめしたくなります。


↑同じ豚肉料理なら、しょうが焼きのほうがいい

もちろん油(脂質)の中には「必須脂肪酸」という絶対不可欠な脂肪もありますから、減らしすぎないことも大切です。

絶対にだめ!という訳ではない


↑食事にはサポート力がある

ただ、食事には精神的なサポート力があります。

「ゲンを担いだから、私は絶対に勝てる!」と思い込めて、脂質のリスクを乗り越えて勝てる選手もいるかもしれません。どちらを選ぶかは、指導者や保護者の采配にかかっています。

現在までのスポーツ栄養学では、サッカーやラグビーなどのような試合時間の長い競技では「必要な栄養素を充分に含み、脂質が多くない食事」がベストです。

ですが、スポーツ栄養学では、脂肪酸の摂取についていまだ完全に解明されていません。逆に試合前に必要な脂肪酸があるかもしれず、研究段階です。もし、スポーツ栄養学の常識が変わるときには、またお知らせします。