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【専門家が分析】スラムダンク・ハイキューから学ぶ、2つの指導術

こんにちは、スポーツメンタルトレーニング指導士の河津です。

今回はコーチングを身近に学ぶために、スポーツ漫画に登場するコーチや監督のなかでお手本になる人物を紹介しましょう。

日本のスポーツ漫画でお手本にすべきコーチ・監督は?

Q. 将来はスポーツ指導や監督業につきたいと思っています。専門的な内容を学ぶことも大切だと思いますが、より人柄までイメージしたいので、日本のスポーツ漫画でお手本にすべきコーチ・監督がいれば教えていただきたいです。

スラムダンクの安西監督、ハイキューの烏養コーチ・武田監督のコンビをお手本に!

日本のスポーツ漫画で、さらには人柄まで、そしてリアルさを追求するならやはり「スラムダンク」の安西監督

また、最近の作品でいえば「ハイキュー」の烏養コーチと武田監督のコンビですかね。

漫画から学ぶ「リーダーシップPM理論」

細かい選手への声のかけ方や、コーチングの仕方などを話しているととても長くなってしまいます。

そこで、ここでは監督やコーチ、いわゆる組織のリーダーが持つべきリーダーシップにおいて、最も有名な「リーダーシップPM理論」に沿って解説していきたいと思います。

コーチングを勉強されている方はインターネットなどで情報が得やすくなっている現代では、一度は見たり聞いたりしたことがあるのではないでしょうか?

かなり昔からある理論ですが、重要なものであることは間違いありません。

Pとはつまり「パフォーマンス(目標達成機能)」、Mとはつまり「メンテナンス(集団維持機能)」のこと、PM理論ではこのPとMの機能が二つとも高いPM型のリーダーシップをとる指導者が最も結果が出ているとされています。

簡単にいうとチームを強くできて(P機能)、チームワークを高めることができる(M機能)指導者が結果を出せるということです。

PMを兼ね備えた安西監督と、PMを分担する烏養・武田コンビ

P機能はチームを強くすることにつながり、M機能はメンバーのチームへの満足度やチーム内の良好なコミュニケーションなどと関係が深くなっています。

ただしそれぞれがバラバラに働くのではなく、M機能の効果はP機能が適度に相乗した時により効果が高くなることがわかっています。

つまり、ある程度はチームを強くする能力がないと、チームワークを高めることが難しいということですね。

安西監督はそういう意味で、まさに両方を兼ね備えた監督言えるでしょう。

ハイキューの烏養コーチと武田監督は、PとMをそれぞれが担当しているという感じで非常にわかりやすく特徴が出ています。

指示する内容・数にも注目

さらに、安西監督、烏養・武田コンビはさらにもうひとつのリーダーシップの理論も体現しています。

それが「リーダーシップの状況論」というもの、簡単に言うなら、「選手の成熟度によって口出しの量と質を変えていく」というものです。

具体的に言うと、選手たちが未熟な時はパフォーマンスに関する声掛けや、指示等が多くなるのですが選手やチームが成熟していくにしたがって、少しずつ指示ではなく一緒に考えていくような声掛けを多くしていき、最後には選手たちに任せてみるというスタンスに変わっていくということです。

例えば、安西監督でいうなら、湘北高校バスケットボール部の中で素人同然の桜木花道には、ジャンプシュートのやり方や習得する意義などを1から丁寧に教えていましたが、他の選手にはほとんどそういった事はせず、むしろ選手の自己反省や自己分析を促すような声掛けにとどめているということが多くみられました。

烏養・武田コンビが指導する烏野高校バレーボール部でも、選手たちが成長していくにつれて内部でのコミュニケーションが活発になっていたころ、一触即発な場面が見られたことがあったのですが、余計な口出しはせず少し離れたところから見守っていたというシーンがあったのが印象的です。

2作とも選手のストーリーだけでなく、監督やコーチの口数や指導内容どんな選手に対しての発言か、などに視点を置いて読んでみてはいかがでしょうか?

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