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【野球選手のNG習慣】むしろ逆効果!「ダメなストレッチ」編

こんにちは、アスレチックトレーナーの高島です。

またNG習慣の連載がやってきました。 前回の姿勢のNG習慣の内容は、もしかしたらあなたの生活スタイルを変えなくてはならないと実感させる内容だったかもしれません。

痛いところを突かれて読み苦しいかもしれませんが、ぜひ今回も我慢して最後まで読んでくださいね。

さて、今回の連載はストレッチのNG習慣についてです。

30秒ストレッチは筋肉を伸ばすのか?

皆さんは準備運動やウォームアップなどにストレッチを取り入れていると思います。どんな形のストレッチであれ、筋肉を伸ばすためにおこなっているのではないでしょうか?

しかし、しかしですよ…、前回の姿勢の記事も書いたように、筋肉(繊維)が実際に伸びるのは、長時間同じ姿勢を保ったときです。

同じ悪い姿勢を長時間、何日も何年も続けると、伸びた状態にある筋肉は、「ストレッチ」されて実際に長さが増します。

ですが、たった30秒を3セットおこなうストレッチでは、実際に筋肉が伸びる効果は期待できません。

じゃあ準備運動でおこなわれるストレッチは意味ないのか、という怒りの質問が聞こえてきそうです。が、実は、30秒ストレッチには筋肉をリラックスさせる効果があるとされています。

そのため、けが予防としての効果は多少なりとも期待できそうです(100%保証なしですが)

筋肉がすでに伸びていたらそれ以上のストレッチはNG

筋肉は長時間同じ姿勢を続けた結果、伸ばされます。

伸ばされてしまった筋肉は弱くなり、それがケガにつながります。そのことも前回の連載で述べました。

したがってすでに伸びでいる筋肉をさらに伸ばそうとするストレッチは、ケガを発生させる可能性があると言えます。

もともと柔軟性があるのにさらにその筋肉を伸ばそうとしていませんか?その筋肉はどんどん弱くなっていくかもしれないですよ。

すでに柔軟性がある筋肉のストレッチは今日で最後にしましょう。

神経を伸ばしていたらもっとNG

ハムストリングのストレッチをよく見ます。

すでにストレッチしている状態で足首を顔のほうに曲げると、ハムストリングがよりストレッチされているように感じますよね。

実はそれ、ハムストリングでなく神経をストレッチしています、このようなストレッチは絶対にNGです

神経には筋肉や皮膚のような伸び縮みする性質はないので、ストレッチしすぎると傷ついてしまう危険性があるのです。

神経は傷つくと自然に回復しません。神経のストレッチは今日から禁止です!

実はケガを呼び込む、本末転倒の超NGストレッチ

さて、ケガ予防の目的でおこなうストレッチが、実はケガにつながっている…という恐ろしい事実が隠されている超NGストレッチたちを紹介します。

ドアストレッチ


↑出典Florence Chiropractic & Wellness Center

胸のストレッチの目的でおこなわれるドアストレッチ(コーナーストレッチとも呼ばれます)。

このストレッチの問題点は、腕の骨を前に移動させるという不自然な位置を作り出し、それによって肩関節の前部に痛みが走る可能性があることです。(診断名は上腕二頭筋腱炎)

このストレッチを30秒おこなっても胸の筋肉は伸びません。そればかりでなく、ケガを引き起こすので今すぐ禁止です!

大胸筋が引き起こす大きな被害とその予防・対応策は、今後の連載でより詳しく話します。

股関節前部のストレッチ


↑出典Strength Training, Bodybuilding & Online Supplement Store | T Nation

股関節前部のストレッチでよく見るパターンがこれ。このストレッチは腿の骨を前方に移動させるので、股関節を前に曲げたとき(足を上げたとき)に詰まるような感覚になったり、痛くなったりします。(診断名は股関節インピンジメント症候群ほか)

また、このストレッチで腰が必要以上に反っていたら、腰痛の原因にもなります。

え?もう腰が痛い?

そんな選手は今すぐこのストレッチを止めるべきです!
股関節の重要性と腰痛との関連は、今後の連載で詳しく話します。

肩の外旋ストレッチ


↑出典Ask the Doc: Shoulder Rehab, Part1

さて、野球選手にとっては肩の可動域は重要です。

とくに投手の方は投球時に「しなり」を生むためには写真のような肩関節のストレッチが必要不可欠と信じて疑わないかもしれません。

しかし、このストレッチはドアストレッチ同様、腕の骨を前に引き出し、上腕二頭筋腱炎を発生させます。

またこのポジションは、肩関節が最も不安定になっている状態でもあり、過剰にストレッチすると、肩関節の脱臼を起こす可能性もあります!

肩への問題だけではありません、ただでさえ普段の投球でストレスを与えている肘にも負荷をかけるのがこのストレッチです。肩にとっても肘にとってもよろしくないストレッチと言えるでしょう。

え?ストレッチしていたけど肩の痛みが治らなかった?

このストレッチをしていたから肩が痛くなってしまったんじゃないんですか?NGなストレッチはもう止めましょう。

次回はトレーニングのNG習慣

次回は「NGなトレーニング」について解説します、お楽しみに。

ーー次回「トレーニングのNG習慣に続く」