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なんでトレーニングが必要なの?

こんにちは、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科でトレーニングについて研究をしています、久保孝史(くぼたかふみ)です。 

おそらくMUSTERをご覧になっている皆さんは「速く走れるようになりたい!」とか「もっと高く跳べるようになりたい!」という目標があって日々トレーニング(いわゆる「筋トレ」)をしていると思います。

ですが、TVなどで活躍している選手が「トレーニングなんていらないよ」と一度言えば「なんで自分はトレーニングなんてしているのだろう?」と不安にもなることでしょう。

そこで今回は基礎中の基礎に立ち返ってみて「なんでトレーニングをするの?またはしなきゃいけないの?」という疑問に答えていきたいと思います。

そもそもトレーニングで重要なことが見失われがち

ウェイトトレーニングを始めたばかりの頃は重量がグングンと伸びて楽しいですよね。

これを教科書的に言うと「最初の数ヶ月は神経的要因が大きい(筋肉が大きくなるわけでなく、筋肉を支配している神経が適応している)」ということだと思います。

しかし、しばらくトレーニングをしていると始めたばかりのような重量の伸びはしなくなり、そのうち伸び悩みになる「停滞期」というものがやってきます。この停滞期を打破するために、様々な方法が取り上げられているようです。しかし、その「停滞期」というのも「重量」をベースとして語られることが多く、トレーニングの最優先事項であるフォームなんかは無視されがちです。

つまり、トレーニングの良し悪しが「重量」でのみ語られることが多くあるということです。

ですが、ある特定のスポーツ(パワーリフティングやウェイトリフティング)を除き、何kgのベンチプレスが扱えようが、スクワットが扱えようが、結局は「そのスポーツがうまい人が勝つ」ということは明白な事実ですよね。

では、何のためにトレーニングをするのか?

そうなってくると「じゃあ、なぜトレーニングなんて勧めるの?」という意見が聞こえてくると思います。

もちろん、そのスポーツが先天的・天才的に上手い選手というのは一定数存在していて、そのような選手たちが「トレーニングなんて必要ない」という発言をしているのもまた事実です。
 
ですが、おそらくこの世の9割以上はノーマルな人間なので、「スポーツを上手くなろう!」と考えた時に、その動作だけでは鍛えることができない筋肉や、動作が出てくるはずです。

それを補うのが、私たちトレーナーが勧めている、大きな意味での「トレーニング」ということになります。

これを言うと「その動作の中で鍛えていけばいい」という意見もまた出てきそうですが「そもそも現在その動作をしていて鍛えられていないのだから、おそらく将来的にも無理」ということがいえるでしょう。

また、トレーニングをすることによって筋力・パワーが向上すれば、以前だったら全力で行わないとできないものが8割程度の努力でできるようになるので、それは同時に傷害予防にもつながります(無理に全力を出さずに余力を残せるので)。

さらに、動作の中で鍛えることができない筋肉を鍛えることができるので、技術の変化を望むことができます。

ここで重要なのは「動作中に使っていない→必要ない」と考えるのではなく「動作中に使っていない→使えるようになったらどうなるんだろう?」と考えることです。

基礎に立ち返ってみよう

 
まず、初心者の人はトレーニングをするにあたって「何のためにトレーニングをするのか?」ということを頭に入れてみてください。また、現在継続して行っている人はもう一度、その疑問に立ち返ってみてください。

トレーニングはそれをする過程で正しい体の使い方を学んだり、今自分が足りていない筋力などを補うことができるとても便利なツールですが、少しでもその使い方を間違ってしまうと逆にパフォーマンスを下げてしまったり、傷害につながってしまうことがありえます。

皆さんは、何のためにトレーニングをしますか?