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即答できますか?スポーツ上達の上で欠かせない「究極の質問」【メンタルトレーニング No.3】


↑メンタルのなかでも「やる気」が大切

  • 日々の練習に対して、みなさんは「やる気」を持って取り組めていますか?
  • 指導者の方は、選手の「やる気」をどのように出させるか、困っていませんか?

こんにちは、スポーツメンタル指導士の河津です。

前回の講義では、メンタルの中でも「やる気」が最も基本的な能力として大切、と解説しました。そこで今回からは、スポーツに対する「やる気」を高め持続していくための「目標設定」のお話を、数回に分けて紹介します。

実は、目標設定を行う前に、必ずやっておかなければいけないことがあります。それは「自己分析」。今自分がどのレベルにいるのかをしっかりと評価し、認識することです。

▼前回のおさらい

自己分析にチャレンジ

自己分析はメンタルだけでなく、身体能力や技術も評価していきます。「心・技・体」の3つの側面を評価していきましょう。

心の評価

「心」は、前回紹介した「DIPCA3」などの心理検査を使ってみたり、これまでの試合前や試合中の自分の心理状態を振り返ったりして、評価してみましょう。


↑まずは自分の心を評価してみよう

例えば試合前、いつもどれだけ緊張しているか、食事が喉を通るかなど、試合前の自身の状態を毎回チェックしてみるといいでしょう。

これを実施することで、実際の試合と結びつけて、どんな状態のときに良いパフォーマンスができているかなどを把握することができます。

試合中に関しても、試合のことを思い出しながら、その時の自分の心理状態を書き出してみてください。相手にびびっていた、ミスを恐れていたなど、どんな心理状態で試合をしていたか、なるべく記憶が新しいうちに実施するのがいいでしょう。

技・体の評価

「技」「体」は、実際に測定ができるとよいでしょう。


↑「技」と「体」は実際に測定してみよう

「技」なら、例えばサッカーで言えば試合でのゴール数や得点に絡むプレーで数えてみる。

「体」なら50メートル走や長距離走、ジャンプ力などを測ってみる、といったことで評価できます。監督やコーチに相談すれば、よりスムーズにできるでしょう。

このように、心技体の3方向から今の自分の実力を知ることで、目標設定に無理がなくなり、効果的になるのです。

究極の問い「なぜそのスポーツをするのか?」

自己分析と同時に、もうひとつやっておかなければならないことがあります。自身がやっているスポーツに対する「価値観の認識」です。もしかすると、自己分析以上に大切なことかもしれません。

具体的には、「なぜこのスポーツをしているのか?」「自分にそのスポーツは、どんな意味があるのか?」ということを、自分自身でしっかりと理解しておく、ということ。誰かに言われたことでは意味がありません。


↑なぜそのスポーツをするのか?

これは大人にとっても難しい問題です。ジュニア層の選手には、さらに難しく感じられるかもしれません。

僕が指導するときは、「今のスポーツをやっていて、楽しいのはどんな時?」など、内容を少し簡単にして、価値観の認識の練習をさせることもあります。

スポーツを続けていくなら、これはとても重要な作業です。あらゆる競技からドロップアウトしてしまう選手の中には、この「価値観」が確立できていない人もいるのではないかという考え方もあるからです。

「自己分析」と「価値観の認識」。このふたつをきちんと終えてから、具体的な目標を設定していきましょう。

▼続きはこちら

<参考文献>
スポーツメンタルトレーニング教本
   大修館書店,2002年,日本スポーツ心理学会 編
新しいスポーツ心理学入門 上達のための必要条件
     春秋社,2000年,麓 信義 著