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即答できますか?スポーツ上達に欠かせない「究極の質問」【メンタルトレーニング No.3】


練習の原動力となる「競技意欲」

日々の練習に対して、みなさんは「やる気」を持って取り組めていますか?
指導者の方は、選手の「やる気」をどのように出させるか、困っていませんか?

こんにちは、スポーツメンタル指導士の河津です。

前回の記事では、メンタルを構成する「5つの能力」について詳しくお伝えしました。

今回から、その中でも練習に打ち込む原動力となる「競技意欲」(やる気)について数回に分けて解説していきます。

競技意欲を持続するためには「目標を設定すること」が大切ですが、その前に、必ずやっておかなければいけないことがあります。それは「自己分析」。今回は「効果的な自己分析のやり方」と、自分自信を知るために最も重要な「究極の質問」についてお伝えします。

自己分析にチャレンジ

自己分析ではメンタルだけでなく、身体能力や技術も評価していきます。「心・技・体」の3つの観点で自分を改めて評価していきましょう。

「心」の評価方法

「心」を評価するには、

  • 前回紹介した「DIPCA3」などの心理検査を使う
  • 自分の心理状態を自分で振り返る(内省

といった方法があります。


まずは自分の心を評価してみよう

いきなり心理検査を行うことに抵抗がある方におすすめの方法があります。それは、
試合前・試合中の心理状態を毎回チェックすることです。

具体的には、その時の心理状態を紙に書き出してみてください。

試合前については「どれだけ緊張していたか」「食事は喉を通ったか」
試合中については「相手にびびっていた」「ミスを恐れていた」
など、なるべく記憶が新しいうちに記録しておきましょう。

これを実施することで、実際の試合と結びつけて、どんな状態のときに良いパフォーマンスができているかなどを把握することができます。

技・体の評価方法

「技」「体」については、実際に測定してみましょう。


↑「技」と「体」は実際に測定してみよう

  • 「技」については、例えばサッカーで言えば試合でのゴール数や得点に絡むプレーを数えてみる。

  • 「体」については、50メートル走や長距離走、ジャンプ力などの記録を測ってみる

といった方法で評価できます。監督やコーチに相談して、チームで行うのもよいでしょう。

このように、心技体の3方向から今の自分の実力を知ることで「無理な目標」や「簡単すぎる目標」を立てて競技意欲を失くしてしまうのを防ぐことができます。

究極の質問「なぜそのスポーツをするのか?」

自己分析と同時に、もうひとつやっておかなければならないことがあります。自身がやっているスポーツに対する「価値観の認識」です。もしかすると、自己分析以上に大切なことかもしれません。

具体的には、「なぜこのスポーツをしているのか?」「自分にとってそのスポーツをすることは、どんな意味があるのか?」ということを、自分自身でしっかりと理解しておく、ということです。誰かに言われた答えでは意味がありません。


なぜそのスポーツをするのか?

これは大人にとっても難しい問題です。ジュニア層の選手には、さらに難しく感じられるかもしれません。

ジュニア層の指導者の方におすすめな、僕が実際に行っている質問方法があります。

それは「今のスポーツをやっていて、楽しいのはどんな時?」など、内容を少し簡単にして、価値観の認識の練習をさせることです。

スポーツを続けていくなら、価値観の認識はとても重要な作業です。競技からドロップアウトしてしまう選手の中には、この「価値観」が確立できていない人もいるのではないかという考え方もあるからです。

「自己分析」と「価値観の認識」。この2つを終えたら、いよいよ具体的な目標を設定していきましょう。

▼続きはこちら

<参考文献>
スポーツメンタルトレーニング教本
   大修館書店,2002年,日本スポーツ心理学会 編
新しいスポーツ心理学入門 上達のための必要条件
     春秋社,2000年,麓 信義 著