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「見た目だけじゃない!トレーナーが説く「腹筋」の重要性」


↑鍛え上げられた腹筋は憧れの的

6つに割れた腹筋は「シックスパック」と呼ばれ、多くの人の憧れの的。鍛え上げられた身体を持つサッカー選手「クリスティアーノ・ロナウド」選手なども見事な腹筋の持ち主で、あの肉体に憧れてトレーニングに励む選手も多いだろう。

見た目のインパクトが強いため、ついついそちらばかりが注目される腹筋は、スポーツにおいてどのように機能しているのか、また、なぜ鍛えないといけないのかを答えることのできる選手や指導者は少ないのではないだろうか?

今回はパーソナルトレーナーやS&Cコーチ(Strength and Conditioning Coach)として数々のチームの指導歴を持つ「合原勝之」氏にスポーツにおける「腹筋」の機能や重要性を伺った。

スポーツにおける腹筋の役割とは


↑あらゆるスポーツで大切な腹筋

スポーツにおける腹筋の役割を簡潔に言えば、「上半身と下半身の繋がりを安定させる」というものです。

スポーツの場面では2つ以上の関節を共同して動かす「運動連鎖(キネティックチェーン)」により、ボールを投げる・蹴るといった動作に腕や脚だけの力ではなく、全身の力を伝え大きな力を生み出します。

ボールを蹴る動作をイメージすると、脚の力だけを使うのではなく、手を大きく振ることでそこから生み出される力もボールに伝えていることがわかるのではないでしょうか。


↑ボールを蹴る時は脚の力だけでなく全身の力を使っている

腹筋がある腹部は上半身と下半身をつなぐ重要な箇所ですが、肩や肘、股関節などと違い、骨では腰の骨でしか繋がれていません。必要に応じて腹筋が収縮し硬くなることで、そこを安定させ全身の力をうまく伝えることができるのです。

逆にこの部分が安定していなければ、手を大きく振って生み出した力も、腹部が横に折れ曲がったりすることで失われてしまいます。腹筋が機能しなければ運動連鎖により伝える力を失ってしまい、「脚の筋肉はあるのにボールは速く・遠くまで飛ばない」という結果になってしまいます。

腹部周辺を安定させ、自分の持っている全身の力をうまくボールに伝えるために腹筋が必要になるのです。

あらゆる動作で腹筋は使われている


↑あらゆる動作で体を安定させるために使われる

またボールを蹴る、投げるように、物に力を伝える時だけでなく、歩く時や走る時にも腹筋は使われています。

歩く動き、走る動きをする際には骨盤は「前後に倒れる動き」と「横に揺れ動く動き」、そして「背骨を中心に回る動き」といった3種類の動きを同時に行います。

腹筋はこの骨盤の動きを適切に抑える効果があり、これによりスムーズに足を動かすことができるようになります。陸上の短距離走の選手は、壁が迫ってくるようなブレのないフォームで走っていますが、彼らのスピードを支える綺麗なフォームも、強力な腹筋により生み出されたものです。

腹筋は「必要に応じて動かす」ことが大切


↑「体幹トレーニング」だけでなく通常の腹筋運動も大切

両肘とつま先で身体を支える「エルボートゥ」などの「体幹トレーニング」が効果的と話題になったため、固定することが重要と思われている腹筋ですが、常に固定するのではなく、必要に応じて動かすことが大切です。

腹筋に力を入れたまま動こうとしても、スムーズに動けないように、固定することが上手くなってもスポーツで高いパフォーマンスを出せるとは限りません。

体幹トレーニング一辺倒にならず、上体起こしなどの腹筋運動も取り入れ、バランスよく鍛えましょう。