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高機能シューズブランド「ALTRA」の直営店「STRIDE LAB」が福岡市中央区にオープン【取材記事】

アメリカ発の高機能シューズブランド「ALTRA」の直営店が福岡市でオープン!

従来のランニングシューズの常識を覆す独自の設計と履き心地で、コアなランニングファンや運動指導者の注目を浴びるシューズブランド、「ALTRA」。

2019年3月30日、国内2店舗目となる直営店「STRIDE LAB」が福岡市中央区赤坂にオープンしました。

STRIDE LAB店舗概観

今回は、MUSTER編集部が、ALTRAの国内独占販売権を持つ株式会社ロータス代表の福地孝氏にインタビューを行い、ALTRAの魅力について伺いました。

福地孝
福地 孝(ふくち たかし)
株式会社ロータス、株式会社ストライド代表取締役
University of Findlay (オハイオ州)、Eastern Michigan University(ミシガン州)にて運動生理学を学び、2008年アメリカで起業。
以降、国内外でランニング・アウトドア関連のシューズ・アパレルなどの販売を手掛ける。ランニング・フィットネスの専門家としても講演、執筆活動を行っている。

ALTRAとは?

ALTRA

世界で始めて「ゼロドロップ」と言うコンセプトを搭載し、正しいランニングフォームを自然に獲得できるシューズ、「アルトラ」。

アルトラは創業者K. ゴールデン・ハーパーがケガに苦しむランナーのために設立した、アメリカのシューズブランドです。
ハーパーの父はランニング専門店を営んでおり、大学でバイオメカニクスを専攻していたハーパーは、在学中、父が経営する店のマネージャーを務めていました。

店舗でランニング障害を抱える多くのランナーに出会い、シューズの設計に根本的な問題があると考えたハーパーは、トレッドミル上で走るランナーを分析しながら、現在のアルトラシューズの原型となる靴を作り上げたのです。

K.ゴールデン・ハーパー
創業者K.ゴールデン・ハーパー

一般的なランニングシューズはつま先より踵が高い「ハイヒール」の設計になっていますが、ハーパーは顧客が持ってきたランニングシューズのミッドソールをオーブントースターで溶かして、つま先と踵がフラットになるよう加工し、顧客に提供していました。

実際にそのシューズで顧客のランニング障害が改善される事例が増え、各メーカーに同様のデザインのシューズの開発を依頼しましたが、彼の提案は聞き入れられず、それではと自らメーカーを立ち上げ、今日の発展に至っています。

ALTRAシューズの特徴をひとことでいうと?

ひとことでいえば「究極に履き心地のいいシューズ」です。

こういうとありきたりに聞こえるかもしれませんが、「履き心地がいい」ことはランニングシューズにとって最も重要な要素です。

インタビューに答える福地孝氏

多くの研究から、ランニング障害の大半は、突き詰めると「シューズの履き心地の悪さに起因する」ということが明らかになっています。

例えば、アルトラのシューズはつま先部分が広く、足の指が縮こまらないように設計されていますが、足の指が縮こまると着地時に衝撃をうまく吸収できず、体に負担がかかる走り方になってしまいます。

シューズから感じる履き心地の悪さが、無意識のうちに良くないフォームでのランニングに繋がってしまうのです。
アルトラのシューズには、最高の履き心地を実現するための、従来の常識を覆す様々な工夫がなされています。

ALTRAシューズの特徴①「ゼロドロップ」

ランニングシューズに限らず、ほとんどの靴はつま先に比べて踵が高い「ハイヒール」に設計されています。

この、つま先とかかとの地面との距離の差のことを「ドロップ差」といいます。
例えば、つま先よりかかとが10mm高いことを「10mmドロップ」と呼びますが、アルトラのシューズは、文字通りドロップ差がゼロの設計になっています。

アルトラシューズ
アルトラのシューズは、つま先とかかとがフラットな設計になっている

ドロップ差がうみ出すランニング障害

人間の体には「代償」という機能があります。

代償…身体機能の一部が失われた場合に、本来その機能を果たす部位とは別の部位が、その機能を補完するように機能すること。

ドロップ差がある靴を履くと、自然とかかとが上がっている状態になります。

かかとが上がると、人間の身体は前に倒れそうになるため、それを補うように無意識に膝が少し曲がります

さらに、膝が曲がると「股関節が曲がる」→股関節が曲がると「肩が前に出る」「顎が前に出る」、というように、かかとが上がったアンバランスを、身体全体で補うような体勢を自然と取ってしまうのです。

ハイヒールとゼロドロップのシューズを履いた時の姿勢の違い

極端に言えば、ハイヒールのパンプスを履いた女性が歩く時の姿勢を想像していただくと分かりやすいと思います。

ドロップ差のあるランニングシューズでも、大小の差はあれ、それに近い体勢になっています。

走る・歩くという動作は、本来、股関節が曲がった状態(屈曲位)と伸びた状態(伸展位)を繰り返す動作にあたるのですが、代償が起こったままの状態で走ることで、「屈曲位→屈曲位」の動きになってしまい、身体の後ろ側の筋肉をうまく使うことが出来なくなります

結果、膝や腰に負担がかかり、さまざまなランニング障害を引き起こしてしまうのです。

アルトラのシューズの最大の特徴である「ゼロドロップ」は、人間本来の自然な体勢での走りを実現するために設計されたものです。

ALTRAシューズの特徴②「広いトーボックス」

アルトラのシューズの2つ目の特徴は、トーボックス(足先が収まる靴の先端部分)が広く設計されていることです。

ALTRAシューズの広いトーボックス

一般的なランニングシューズは先が尖っており、トーボックスに十分な広さがありません。
トーボックスの狭い靴を長期間履き続けると、足の指が自然に内向きに曲がりますが、これも走行時の本来の足の姿ではありません。

足の指が内側に曲がると、足の裏の重要な構造である「アーチ」が上手く機能しなくなってしまいます。

足の指と「アーチ」

人間の足の裏には3つの「アーチ」と呼ばれるカーブがあります。

アーチの構造

・内側縦アーチ= 内側の一番大きな縦向きのアーチ(いわゆる「土踏まず」はこのアーチ)
・外側縦アーチ= 外側の縦向きのアーチ
・横アーチ  = 指の付け根にある横向きのアーチ

この3つのアーチ構造は①衝撃の吸収、②反発(推進力の増加)安定性という重要な3つの役割を担っています。
アーチがこの役割を果たすことで、「直立」「歩行」「走行」を効率的に行う事が出来るのです。

トーボックスの狭いシューズを履き、足の指が内向きに曲がると、このアーチが落ちて機能を十分発揮できない状態になります。

そのため、一般的なランニングシューズでは「アーチサポート」と呼ばれる山を作ることで、強制的にアーチを作り出していますが、アーチサポートによって作られたアーチの機能は、自然にできるアーチに比べ劣ります

アルトラのシューズは、足の指が広がった状態でアーチの本来の機能を最大限に発揮できるよう設計されているのです。

広いトーボックスを活かす細やかな設計

ただし、アルトラのシューズは「ただの幅広の靴」ではありません。

足の甲の部分は通常のシューズに比べしっかりと締める設計になっています。
実は、人間の手・足は「甲の部分を締める」ことで、「自然に指が広がる」つくりになっています。(試しに自分の手の甲を反対の手で掴むと、自然に指が広がるのがお分かりいただけると思います。)

このつくりを最大限に活かし、足先のゆとりを生み出しながらも、シューズ全体のフィット感を実現しているのです。

高反発・分厚いハイヒールに関する誤解

ランニングシューズをお持ちの方の中には「かかとが上がっているほうが、前に自然と進む感じがして走りやすい」という方もいらっしゃると思います。

確かに、現在流行の「厚底の、かかとの反発が強い」シューズは、早いタイムを徹底的に追及する場合においては理にかなっています。

ALTARAシューズの説明をする福地氏

フルマラソンで2時間10分を切るようなトップクラスのランナーは、1kmを3分を切るスピードで走ります(時速約20km)。これは、一般人が走ると50mぐらいしかついていけないスピードです。

このレベルになると、高いスピードを出すために、選手は体全体をを少し前傾して走ります。この場合「代償」の発生は少なくなり、厚底・ハイヒールのシューズの推進力を利用して、効率的にスピードを出すことが可能になります。

しかし、これは「身体の使い方を高度に習得したアスリート」が「本番で好タイムを出すため」に効率的なのであり、一般のランナーが普段からこの走り方をすることは、ランニング障害のリスクを高める可能性があると私は考えています。

また、アスリートにとっても、普段の練習でハイヒール・高反発のシューズで走ることは、ある意味「甘やかした状態」でのトレーニングとも言えます。

本番で好タイムを目指すときと、日々の練習で足の機能を鍛えるときでは、目的に応じてシューズを使い分ける必要があると考えます。

特におすすめしたいユーザーは?

一般のランニングファンの方からアスリートまで、幅広くご利用いただけますが、特におすすめしたいのは「膝」「腰」などに痛みを感じたことがある方ですね。
実際のユーザーからも、アルトラのシューズに変えてランニング障害が解消した、という声をいただくことが多くあります。

ただし、アルトラは「履くだけで痛みが無くなる魔法のシューズ」ではありません。

アルトラのシューズをきっかけに人間の身体の仕組みへの理解を深めていただき、ランニングフォームの改善をお手伝いさせていただくことにより、徐々に障害が解消されていくものと考えています。

このことは、「STRIDE LAB」を設立した意義にも関わっています。

日本には「ランニング専門店」が足りない

STRIDE LABは単なるランニングシューズショップではなく、1人1人違うお客様の足の作り・フォームを専門家が分析し、それぞれに合った「シューズ」「シューレースの結び方」「フォーム」を提案する「ランニング専門店」です。

アメリカには、このような形態のランニングショップが800店舗以上ありますが、日本には私が知る限り数店舗しかありません。

「ランニングを始めた人の6割は1年以内に何らかのランニング障害を抱え、走るのをやめてしまう」というデータがあります。

ランニング人口は増え、手軽な趣味としてすっかりポピュラーになりましたが、実は続けていくには故障という高い壁があるんです。

これを解消するには、「一般のランナーが専門家の提案を受け、健康にランニングを続けられる環境」が必要です。

店舗でできる体験

STRIDE LAB福岡店では、専門知識を持ったスタッフがお客様の足を拝見し、目的にあった最適なシューズを提案いたします。

また、試着では単にサイズを合わせていただくだけではなく、1人1人の足の形にあったシューレースの結び方まで提案させていただきます。

STRIDE LAB福岡店での試着体験

店舗内にあるトレッドミルで実走していただき、アルトラシューズを履いた状態での最適なフォームについてのご指導・ご提案も可能です。

STRIDE LAB福岡店トレッドミル
トレッドミルでシューズを履いた実走も可能

ランニング障害に悩む方、新たなランニング体験をしたい方は「STRIDE LAB 福岡店」へ!

STRIDE LAB福岡店メインディスプレイ

今回の取材ではアルトラシューズのお話をメインに伺いましたが、STRIDE LABではシューズ以外にも高機能のランニングウエアやランニング用の栄養補給食品も取り扱っています。

STRIDE LAB福岡 アパレルディスプレイ

STRIDE LAB福岡店 食品ディスプレイ

福岡店では、店長の中平さんが1人1人にあったシューズからフォームまで全面的にサポートしてくれます。

中平渓
中平 渓(なかひら けい)
STRIDE LAB 福岡店店長
名前の通り幼少期から「山登り」に親しみ、トレッキングシューズとしてのアルトラに出会ったことをきっかけに、ストライドラボ福岡店の店長に。

「ランニングを始めたけど、膝が痛くてやめてしまいそう」
「今履いているシューズが本当に自分にあっているのか知りたい」

そんな福岡のランニングファンは、ぜひSTRIDE LABへ足を運んでみてください。

【店舗情報】
STRIDE LAB 福岡店
http://stridelab.jp/
福岡市中央区大名2-11-15 Shin-Akasakamon 2F