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【MUSTER特別取材Vol.1】2人のサムライが世界へ羽ばたく。ドイツ・オーストラリアでの世界挑戦がはじまる

活躍の場を世界へ求める若手選手の急増

2010年の南アフリカW杯以降、海外へ活躍の場を求める日本人プロ選手が増えた。後を追うように、海外へ短期留学したり、そのまま現地でセミプロになったりという若手選手も急増している。

今回はそんな中から、福岡県出身の2人を紹介する。

1人目は昨年夏、2週間短期留学した際にスカウトされたのをきっかけに、ことし1月からセミプロとしてオーストラリアへ渡った住吉孝介選手(17)
高校を通信制に切り替え、卒業を控える。

もう1人は、ことし2月から1カ月、ドイツへ短期留学した奥野大樹選手(22)。九州共立大の4年生で、卒業後に再びドイツへ渡る予定だ。

普通にやっていても、海外では太刀打ちできない

2人が口をそろえるのは、日本と海外とではサッカーの質が違うということ。「みんなゴツくてデカいから、普通にやっていたら太刀打ちできない」。世界標準のサッカーを知ることができたのは、大きな収穫だったという。

大きな選手ばかりの中で存在感を出すためには、他の選手にはないプレーをする必要がある。「海外の選手は『1対1で抜いてやろう』とか『ドリブルで上がってやろう』という意識がとても強くて、パスをあまり出さないんです。持っている時間が長いぶん、タイミングよく身体をぶつければ、自分より大きい選手からでもボールを奪うことができる。快感ですね」と住吉選手。そのための体幹トレーニングと腹筋は毎日欠かさないという。

奥野選手は「守備なら、すばやく動いて相手についていく。『目立たないけど、チームのために必要なプレー』をすすんでやれるのが日本人のいいところ」と話す。

『夢はチャレンジしないと実現しない』

とはいえ、普段の練習のような気軽さでは行けないのが海外留学。
まずは家族の理解が必要だ。どちらの選手も「両親は夢を応援してくれている」と背中を押してくれたというが、行く国によっては治安の心配もある。金銭面でもサポートが必要になるだろう。家族を説得できるだけの強い決意が不可欠だ。

念願かなって留学できたとしても、言葉の壁や文化の違いに悩むこともある。奥野選手は「1カ月で基本的なサッカー用語はわかるようになったけど、ドイツ語の細かい指示になるとほとんどわからなかった」と苦笑い。

住吉選手は、ホームステイ先での食事が合わず苦労したという。他にも物価の違いや、コンビニの数が少ないなど、日本では考えられないストレスがある。

それでも「日本では経験できないことばかり。行ってよかった」と2人。住吉選手は「夢はチャレンジしないと実現しない」と力説する。何より、言葉がなくても、ボールさえあれば誰とでも友達になれるのがサッカー。海外挑戦という選択は、意外と身近にあるかもしれない。

・取材協力
ライター:R.OGATA氏
写真:たにわきあきら氏