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大谷翔平の目標達成シート「マンダラート」を子供向けに改良【ジュニア指導者必見】

※今回の記事はこの質問を元に作成しています。

大谷翔平の目標達成シートを小学生チームで実施したい

01_成長を目指す子供

小学生にバスケットボールを指導しています。最近最後の公式戦が終わり、新チームがスタートしました。

そこで、新チームのメンバーに目標設定をしてもらおうと考えています。最近ネットで大谷翔平投手が高校時代に行なっていたというシートを見つけました。

とても素晴らしいと思いましたが、実際小学生にもすんなり当てはまるのか、また何か目標設定するにあたり、何か良い方法があれば教えてください。

こんにちは、河津です。

私も、大谷選手が高校1年生時代に実際に立てたと紹介されていた目標達成シート、いわゆる「マンダラート」の用紙を拝見いたしました。こちらですね?

02_大谷翔平選手の目標達成シート「マンダラート」
出所:スポーツニッポン

確かにこの目標達成シートの内容はとても理にかなっています。
スポーツ心理学で研究されている目標設定理論にのっとった目標の立て方ができる用紙であり、かなり分かりやすく・書きやすく工夫されています。

このシートを使えるかどうかも含めて、質問者様が指導している「小学生(おそらく高学年でしょうか?)のバスケットボール選手に目標設定を!」という視点で僕なりの意見を述べさせていいただきます。

小学生には難しいかも

はじめに,ズバリ目標達成シートをこのまま使えるかどうかですが,やはり高学年だとしても小学生には難しいかもしれません。

理由はいたって単純です、項目が多いということ。

逆に言うと項目数を調整すれば,マンダラートを使ってやってみてもよいのではないでしょうか?
内容自体は小学校高学年(5~6年)くらいであれば、ついていけるものだと思います。(わかりやすくきちんと説明する必要はありますが・・・)

たとえばこのように、項目を減らしたものであれば、無理なく実施できるかも知れません。
03_子供向けマンダラート
作成:MUSTER編集部

また、より効果的な目標設定を行うには「項目数を自分で決めさせる」というのも有効です。

心理学には「自己調整学習」という分野の研究があります。その分野では「他者から決められた方法よりも、自分で学習の仕方を決めた場合のほうが動機づけが高くなり、その結果学習効果も良くなる」といわれています。

どのくらいなら自分でもできそうか,選手とよく話して決めてもらうという時間が取れれば理想的ですね。

次に、実際にこのシートを使って目標設定を行うために、シートのマスの意味をよく知っておく必要がありますので、そちらを解説いたします。

まずはこちらの記事をご覧ください。

〈記事の要点〉

結果目標

その名の通り「結果」の目標です。「大会で優勝する」「プロ選手になる」「ライバルに勝つ」など、達成できたかどうかがはっきりわかるものです。

パフォーマンス目標

自分自身のパフォーマンスに焦点を当てた目標です。「トラップができるようになる」「試合でのミスショットを5本以内に抑える」など、対戦相手などは関係なく、自分自身が基準となります。

練習目標

「結果目標」や「パフォーマンス目標」を達成するために何をするのか、に焦点を当てた目標です。「腹筋を100回する」「毎日素振りを500回する」など、「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」の行動に重点を置いています。

この記事を読んでいただいたうえで、大谷選手の目標達成シートを子供向けに改良したものに応用していきます。

04_子供向けマンダラート
作成:マスター編集部

まず、真ん中の5マスのそのまた中心のマスが「結果目標」になります。大谷選手はここに「ドラ1、8球団」と書いていたようでしたね。

「結果目標」の周りの4マスが「パフォーマンス目標」になります。さらのその4マスを詳細に書いたものがまわりに展開されています。

例えば大谷選手は「パフォーマンス目標」の1つに「コントロール」という項目を書いていましたが、そのためには何を強化すればよいか?ということが書かれています。

「インステップ改善」、「体幹強化」などです。これらはそのままやるべき練習メニューを表すような「練習目標」であるのが理想です。

以上のようにそれぞれのマスには違った意味がありますのでそれを把握しておきましょう

大谷選手の目標達成シートを活用するときの注意点

05_守備につく少年野球選手

最後に、この目標シートを実践する際の注意点です。

1.目標達成までの期間に気を付けよう

大谷選手の例は彼が高校1年生の時に立てたものです。

つまりは真ん中の結果目標は3年後の目標となっていました。高校1年生にとって卒業した時の自分をイメージするのは結構リアルだと思います。3年生の先輩もいますしね。

ただ、小学生の子供たちが結果目標にプロになるなどの目標を立ててしまった場合はどうでしょう?大学も入れるとしたら10年後の目標となってしまいます。そうなると結構イメージが難しくなりますね。

その場合は目標をもう少し刻んだものにしてみましょう。この点についても上記で紹介した記事を見ていただけると良いかと思います。

2.チームの目標と個人の目標を分けよう

特にチーム競技の場合に非常に重要です。

チーム競技の場合、レギュラーに定着しているメンバーもいれば、ベンチにも入れないメンバーもいます。こういう状況では、レギュラー以外のメンバーのモチベーション維持がとても大切になります

なので、メンバーの個人個人がそれぞれの目標を持つことが重要になります。

もちろんチームの目標も立てておく必要はあると思いますが、チーム目標だけで満足することなく、個人の目標も大事にしてみてください。

いかがでしょうか?

またわからないことがあれば遠慮なくおっしゃってください。

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