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海外から見た日本の〝部活サッカー〟の摩訶不思議

育成年代における日本のサッカーと海外のサッカーの違いとは

日本の高校年代は、最近ではJクラブをはじめとしたクラブチームのユースカテゴリーが結果を残してるとは言え、長い歴史と根強い人気がある「部活サッカー(高校サッカー)」が中心となっています。

しかし、この「部活サッカー」は日本特有のシステムです。

海外のサッカーの中心はあくまでも〝クラブ〟であり、それぞれの地域や街にみんなが愛するクラブチームがあって、誰もが思う存分サッカーに取り組める環境が、どこにでもあります。

その一方で日本では、いわゆる〝街クラブ〟の数はまだ少ないですし、名門高校などでは100人を軽く超える数の選手がいて、基本は1チームしか出場できないという状況がいたるところで見られます。

日本の部活サッカーの現状

海外のクラブでは、各年齢のカテゴリーごとに所属選手は20人、というような感じでチームが細かく分かれているのが基本であり、いくら強豪と言われ、巨大な下部組織を抱えるクラブであっても、日本の強豪校のように選手の大半が控えで練習すら満足にできないというような状況にはなりません。

そのため、海外のクラブでは多くの選手が日常的に効果的な練習を行うことができ、定期的に試合に出場することも可能になります。

また、日本の部活サッカーでは3学年が一緒にプレーすることは当たり前ですが、海外から見るとそれは非常に珍しいやり方なのです。

育成年代の成長スピードは非常に速いため、たとえばつい最近まで中学生だった新高校1年生のほとんどが高校3年生に対してテクニックやフィジカルでかなわないのは当然と言えます。

逆に、中学3年生で、高校年代の実力を兼ね備えている選手がいても、日本の部活サッカーでは飛び級して高校サッカーでプレーすることは不可能です。

学校という仕組みが前提にある以上、中学3年生の選手が強豪高校でプレーすることはあり得ません。

海外のクラブの効果的な育成システム

それに対し海外クラブでは、1歳ごとにカテゴリーが細かく分かれていることが多く、マンチェスター・ユナイテッド(育成組織)は、9歳から18歳まで、1歳ごとにカテゴリーを分け、チームが構成されています。

自分の年齢のカテゴリーから実力が抜けていれば、飛び級でプレーすることができますし、反対に身体の成長が追いついていない場合などは、カテゴリーをダウンさせて身体の成長を待つ形で選手がやりやすいようにプレーさせることもあります。

やはり、選手の成長スピードが著しい育成年代においては、選手の特徴を存分に引き出し、気持ちよくプレーさせるためにも、1歳ごとにカテゴリーを分け、それぞれリーグ戦を行うような環境が理想だと思います。

「部活サッカー」が日本のサッカーの育成年代の根底を支えているのは間違いありませんが、同時に選手の育成に携わる全ての方に、海外におけるスタンダードな方法を正しく認識してもらい、より選手の可能性が広がるようなサッカー環境を整えてあげるために尽力するということも、我々が担う使命なのです。